撮影のお仕事

先日、初めて撮影のお仕事に参加させていただきました。
某有名企業トイレタリー商品を主とするメーカーさんです。今回はタオルやカバーなどの商品カタログの撮影小物のスタイリストとして呼んでいただきました。事前の打ち合わせで商品は優しいトーンのものが多かったので、クリーンなイメージを出すためにもやわらかいグリーンのものや、あわいピンクのものなどの鉢植えや切り花を用意していきました。
スタジオにすっかりセットされた商品にあわせてまずは1カット目、2パターンほど用意して撮影が始まりました。私なんかが撮るのと違って(もちろんですが)ディレクターさんカメラマンさんアシスタントの方々が細かいところまでこだわって進んでいく過程はとても勉強になります。やはりよいものは妥協してはできないのですね。私がお花をスタイリングするカットが計4~5カット。朝の9時から始まった撮影は7時過ぎまでかかりました。もちろん他の皆さんはそれ以外のカットをその後夜遅くまでされていたと思います。
アシスタントの若い子達も常に気を張ってカメラマンさんの要望にきびきびと動いている姿がとても印象的でした。みんなこういう下積み時代があってプロになっていくのだなあ・・・と。しみじみ。

私はというと、いつもは『お花やさん』とよばれる職業ですが、今日は『スタイリストさん』と呼ばれた1日。スタイリストさんなんていうと憧れの職業のひとつに入るのでしょうが、やはり花屋と同じで大変な仕事でした。

もちろん慣れない現場ということもありますが、すごく神経を使って集中していたので帰る頃にはくたくたでした。でもカメラマンさんにも、ディレクターさんにも『本当に初めて?』『お花の効果すごく大きかった!』などなど褒めていただき、うれしかったです。
こうしてプロと呼ばれる人たちと一緒にお仕事をすることはいつもとても良い刺激になります。
体はくたびれたけれど、心と頭は満たされた一日でした。
カタログの仕上がりが楽しみです。