ドイツの朝

毎日違う朝の空気。早起きが苦手な私も仕入れに行くためには早起きしないと仕方がない。。。
とはいえ起きてしまえば毎日違う朝の空気感や朝陽や朝焼けのきれいさに得した感じもする。
温度はもちろん湿度や風、いろんな要素でいろんなことを思い出すのだけれど、今日は『あ~ドイツの朝だ!懐かしい。。。』と感じた。そう5年前の今日はドイツへ旅立った日。夜遅くにドイツへ着いて時差ぼけで早く目覚めた翌朝。ぶらぶらと散歩に出て初めてドイツの景色を見た。曇っていたけれど遠くに見える大聖堂、町並み。すべてが新鮮でこんなところに本当に来てしまったんだ。ここで新しい生活が始まるんだと感じたそんな朝だった。今日感じた空気はそんな空気だったのかなあ。。。
それを知っていたわけではもちろんないのだけれど、ドイツの花屋にいたときの私の一番の親友(同僚)Sonja(ゾンニャ)がすごく久しぶりにメールを送ってくれた。元気にしてる?お店はどう?私は特に変わったことはないけれど(彼氏もできてないし)だけど今働いている花屋がどんどん忙しくなってお休みもないし。。。などといったたわいもない話だったけれど、とてもうれしかった。
去年の夏ドイツへ行ったときにも会うつもりだったけど、会えなかったので最後に会ったのは2004年の夏。彼女は本当に親切で、ただやさしいというのではなく、私のつたないドイツ語にも嫌な顔ひとつしたことがなくいつも気遣ってくれて、逆に私と言葉や文化や考え方の違いをすごく楽しんでいたと言うほうがいいかもしれない。ああいう風にはなかなかなれないなとつくづく思った。今も作業台の後ろには彼女との写真。ドイツの冬はいつも曇っていて暗いけれど、一度だけ一緒に歩いていて寒いけれど抜けるような青空の日があって、そのとき彼女が『寒い冬だけれどこんな青空の日が大好き!』と言った彼女の言葉を思い出した朝だった。
あと、そういえば私の『ヒヤシンス』と言うドイツ語の発音がどうやら子供っぽいらしく何度も私に言わせて笑っていたなあ。。。ちょうど今もヒヤシンスの季節。彼女も覚えているかな・・・