カールフューシュのレッスン

今日は雨。でも元気になって朝からエッフェル塔の近く、Passyにあるカールフューシュ氏のアトリエへ。今まで誌面で見る彼のブーケはホントに素敵で、今回初めてレッスンをしてもらえることもみんなとても楽しみにしていました。アトリエに着くとキャンドルの明かりがゆらゆらと灯り、すでにレッスンのお花も用意していただいて感激!あとで、純さんいわくこんなにきれいにしてあるカールのアトリエは初めて。と。笑
ちょっとクールで寡黙なイメージだったカールはとても気さくでやさしい方でした。レッスンは彼らしく、ノルマンディーの広大な敷地から切ってきて用意してくれたという枝を使っての器作りから。背の高さ以上もある枝を手早く切り素敵な器が仕上がっていきます。ボルドー系のチューリップやラナンキュラス、すみれ、アネモネ。その中にリュミエール(光)を意識して選んだと言うスノーボールなどを取り入れた花材を見るだけでもわくわくしてきます。
出来上がった器に投げ入れのように花を挿しはじめるカール。もうその一輪一輪の花の運びに私だけか?なんだか感動してこみ上げるものがあるほどでした。。。ブーケを作ることをカールは以前雑誌の中で『食べ物をフォークで口に運ぶようなもの』と言っていました。まさにそのとおり。彼にとって何の迷いもなく花の気持ちがわかるように彼なりのルールで出来上がっていく作品はそれはそれはすばらしいものでした。。。ほとんどの花を挿し終わり、最後にスミレの花束をほどき作品の上からひらひらとちりばめる・・・・もうなんて素敵なんでしょう!!あ~、素敵過ぎです。 (興奮しすぎ)笑
いくら言葉があっても私のつたない文章では伝わらなさそうなので、写真を見てください。

そう、そして今度は私たちの番、麦やハランの葉を使ってのこういう器作りはしたことはあるものの、枝となると結構大変。でもこういう工作が好きな私はとても楽しく作ることができました。お花も感じるままに挿して・・・・最後のスミレをちりばめるときなんてもう楽しくて仕方がありませんでした。だって、甘い香りの大好きなスミレ。それをちりばめるんですよ~。どんな宝石よりも私は素敵に感じて・・・ってまた興奮してきた・・・汗。
みんなも初めてのことにドキドキしつつも出来た作品に大満足でした。

そして忙しいにもかかわらずレッスンの後は自ら紅茶を注いでくれたカール。そして昔から友人だと言う関係だからできる言葉を訳すだけではない純さんの通訳。おかげでとてもとても素敵な時間をすごし、経験をさせていただくことができました。
本当にありがとうございました。

今度はノルマンディーのカールの田舎家に行って見たい!!!

純さんのレッスンについてはまた別の記事で。