年度末の忙しい時期にもかかわらず、今日は外出。
いつも幼稚園から短大までの花活けをさせていただいている学校で使っていた壺活けの壺が卒業式のときから水漏れしていることに気づき、新しいものを探すことになりました。いつもお花を活けるのは私だからと壺さがしも依頼してくださいました。で、知人をあたり1人の若手陶芸家の方をご紹介いただき、伊賀まで行ってきました。くねくねと山道を進むこと一時間半、素敵な古民家に住む岸野寛先生。 

早速お家の中に通してくださり、入ったら囲炉裏はあるし、素敵なうつわが並んでるし(もちろん)…奥様手作りのふきのとうをあしらった春らしい和菓子とお抹茶をだしていただき…日々の自分のいい加減な生活を反省。
これこそ心のこもったおもてなしだな~と。

それから今日の目的である壺を見せていただき迷いに迷ったあげく、白い素敵な大壺に決めました。岸野さんの他の作品にもすっかり心を奪われ自宅用に白いお皿も購入してしまいました。どんなものにも似合いそうな温かみのある白。土鍋も欲しかったな~。また機会があれば。
そして囲炉裏を囲んで作品に対する思いなどいろんな話をさせていただく中で私も自分のことにあてはめて考えたり、陶芸もお花も同じだなと共感したり。。。とても良い時間を過ごさせていただきました。
歳も1歳違い。こういう風に違う分野だけど同じ時期を生きているってなんだかすごいことだな~。って思ったり。壺として飾られることを想定して作られた器に私が花を活ける。しかも完全な『和』ではないお花かもしれない。思いっきりヨーロッパなイメージかも。なんだか予想外のうれしい出会いだな~と思いました。しかも行くまではお写真でしっかりしとした焼き締めのしぶい壺を見せていただいて想像していたのに出会えたのは真っ白な壺。
これからの岸野さんのご活躍にも期待です!わたしもあの壺にどんなふうにお花を活けるか、ちょっとプレッシャーですが私らしく私の花を活けたいと思います。

なにより今回紹介してくださったKさんに感謝です。ありがとうございます!!
このKさんもともとうちのお客様ですが、この前カールのパーティーに誘ってくださったのもこのKさんです

どんなことでも人との出会いからだな~って改めて思った一日でした。